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絵本のための手製本

広島県廿日市にあるホリデイ書店での展示に向けて、一部の絵本を手製本で作ろうと思い立ち、昔使っていた道具を取り出して、思い出しながら製本を開始。ハードカバーの製本を少部数で発注しようとしたら、大変高額になってしまうので、ハードカバーになる絵本は自分で手製本することにしました。作品のイメージや質感に合わせた紙を選ぶことができたり、簡単な道具で自分の思い通りの絵本が作れるのでおすすめです。お子様や友人へのプレゼントにオリジナルの絵本を作成するのも良いかもしれません。

1.裁断した紙を固定

広島のイラストレーター、絵本作家の手製本で絵本を作る写真。裁断した紙をクリップで固定。

印刷して裁断した紙を揃えてクリップで固定します。

2.鋭い針で穴を開ける

広島のイラストレーター、絵本作家の手製本で絵本を作る写真。鋭い針で穴を開ける。

できるだけ鋭い針(目打ち、千枚通し)で、糸で縫うための穴を開けていきます。今回穴の位置はあらかじめ印刷しています。紙の枚数が多い場合は、数枚づつに分けて穴を開けると綺麗にいきます。枚数が多いと、どうしても手前の紙に開く穴が大きくなってしまいます。


3.全ての紙に穴が開いているか確認

広島のイラストレーター、絵本作家の手製本で絵本を作る

ちゃんと貫通しているかな・・・

広島のイラストレーター、絵本作家の手製本で絵本を作る写真。貫通しているか確認。

しっかりと下の紙まで穴が空いているか確認します。


4.針と糸で紙を縫い合わせていきます

広島のイラストレーター、絵本作家の手製本で絵本を作る

糸を適当な長さに切って針で縫っていきます。作品に合わせて糸の色を変えてみるのも良いです。

広島のイラストレーター、絵本作家の手製本で絵本を作る写真。貫通しているか確認。

波波に縫っていきます。反対側まで行ったら、戻っていきます。


5.ハードカバーをつけて完成

広島のイラストレーター、絵本作家の手製本で絵本を作る。

ハードカバーをつけて完成。これで強度も上がり、より絵本らしくなります。

 

こちらの絵本は風船が主人公の切り絵絵本「どこまでもとんでいける」作・絵 ミヤタタカシ の表紙です。

風船が主人公の切り絵絵本「どこまでもとんでいける」作・絵 ミヤタタカシ の一ページ。

糸で平綴じにすることで絵本を開いて読みやすい構造になります。

 

こちらの絵本は風船が主人公の切り絵絵本「どこまでもとんでいける」作・絵 ミヤタタカシ の本文です。



ミヤタタカシ / Takashi Miyata

イラストレーター、絵本作家 

広島県広島市中区在住 

 

twitter / @takashi_miyata1

instagram / @takashi_miyata1

 2005年に広島市立大学芸術学部を卒業後、映像制作のディレクター、企業ロゴやWebデザイン、絵本の装丁などを手がけ、2016年に10年間勤めたデザインの会社を退社。現在はイラストレーター、絵本作家として活動しています。作品は主に視覚表現である絵と文章表現である物語を組み合わせ、記憶や懐かしさを題材に制作しています。