

寒くなってきましたね。イラストレーターのミヤタタカシです。今回紹介するのは北海道の手編み作家「こまいて」です。広島県廿日市市のホリデイ書店で行なった展示「どこまでもとんでいける」のゲストで作品を作ってもらいました。絵本の中の平面的な切り絵のキャラクターである風船と黄色い帽子の少年を、立体的な毛糸のあみぐるみへと生まれ変えたメイキングです。
PROFILE
「こまいて」は、パラコード、毛糸、綿糸、麻紐等、多様な素材の特性を生かした作品制作をおこなっています。主な作品に、キャンプやトレッキングなどのアウトドアで利用するために考案された「パラコードネット巾着 くものす」があります。キャンプ仲間と共に実際に使用しながら、改良を重ねて作られており、キャラクターのあみぐるみ作品とは一味違う実用性の高い作品制作も得意としています。
https://komaite.handcrafted.jp
instagram / @komaite.closet
今回制作してもらった あみぐるみ はこちら

広島県廿日市のコミュニティ book cafe ホリデイ書店での展示のために、手編み作家の「こまいて」に絵本のキャラクターをあみぐるみとして制作してもらいました。
元となったキャラクターは?
手編み作家 こまいて の あみぐるみ
メイキングを見ていきましょう!どんな風に作っているのか楽しみです。

上 / 写真に写っている色紙は、切り絵の絵本で実際に使われている紙を北海道へ送り、毛糸の色を限りなく合わせてもらいました!
最初に作り始めるのは・・・頭??
最初に作り始めたのは少年の頭です。でも、よくよく見たらおじさんのハゲ頭・・・もしくは落ち武者の・・・と色々と想像できますが、頭は帽子をかぶるので心配ありません!れっきとした少年のあみぐるみです!
帽子と頭を作る

まずは、帽子と頭を編み始めます。少年の頭部はとても寂しいことになっていますが、帽子を被ったらごまかせるかな?
後ろ頭はこんな感じ

後ろ頭にも髪の毛が施されています。まだ薄めです。少しだけ寂しいので増毛、いえ増毛糸します。
帽子をかぶせたら頭は完成




体がついて
首、えり、胴体とつけて。

手足がついて
手足もついて、少年が完成しました。服のトレーナーがズボンから出ているのも表現してくれています。

ついに立ち上がった
手足と体には、針金が入ってい流ので、自由に曲げたりポーズをとったりできます。

絵本に出てくるリュックもしっかりと再現してくれています。

リュックのフタも開閉できます。二つのポケットも再現。

重いので一休み
主人公の風船のあみぐるみ



手を横に広げたり

上を向いたり

下から見たらこんな感じ






以上、北海道の手編み作家「こまいて」のあみぐるみメイキングでした。バイバイ!

作家紹介

「こまいて」は、パラコード、毛糸、綿糸、麻紐等、多様な素材の特性を生かした作品制作をおこなっています。主な作品に、キャンプやトレッキングなどのアウトドアで利用するために考案された「パラコードネット巾着 くものす」があります。キャンプ仲間と共に実際に使用しながら、改良を重ねて作られており、キャラクターのあみぐるみ作品とは一味違う実用性の高い作品制作も得意としています。
https://komaite.handcrafted.jp
instagram / @komaite.closet
この記事の書き手

ミヤタタカシ / Takashi Miyata
イラストレーター、絵本作家
広島県広島市中区在住
twitter / @takashi_miyata1
instagram / @takashi_miyata1
2005年に広島市立大学芸術学部を卒業後、映像制作のディレクター、企業ロゴやWebデザイン、絵本の装丁などを手がけ、2016年に10年間勤めたデザインの会社を退社。現在はイラストレーター、絵本作家として活動しています。作品は主に視覚表現である絵と文章表現である物語を組み合わせ、記憶や懐かしさを題材に制作しています。