朝です、おはようございます。今回、私が紹介するのは、2009年から2015年まで広島を拠点に活動していた兄弟絵本作家MOKUMOKU STUDIOです。活動期間中には5冊の絵本を世に送り出し、広島県内の雑貨屋などで販売し、多数の展覧会にも参加。兄の Masakazu が物語を担当し、弟の ちから が絵を担当しています。弟の ちから は長年引きこもり生活を送っていたが、ある日突然ドライブに行きたいと言い出し、母親にドライブに連れ出してもらったのがきっかけで引きこもり生活から離れることになった。家族の誰もが「なぜ引きこもりを脱したのかわからない。」と言っている。そんな不思議な兄弟を紹介する冊子です。(この冊子は2014年制作され、広島県内で配布されたものです)



「引きこもり時代に見ていた、ぼんやりと想像していた蒼い光が唯一の友達でした。」絵描き/ちから

「人間の普遍的なものを作品に込めたいという思いがあるので、世界中の人々に会ってその普遍的なものをみつけたい。」絵描き/ちから

一人静かにアトリエにこもり、そこで目をしっかりと見開いて対象を見つめる姿を想像できそうなイラストレーション。「これまで、色々なプロジェクトに参加させてもらったけど、一人で制作する時間は絶対にはずせない。」絵描き/ ちから

広島在住のイラストレーターでもあり、絵本作家でもある ちから です。どうぞよろしくお願いします。

左/兄 広島在住のライター兄の まさかず
右/弟 広島在住のイラストレーターでもあり、絵本作家でもある ちから

絵本作家でもある ちから のイラストレーション。二羽の鳥が競うように飛ぶ姿を描いた。まるで兄弟のように見える。

左/原っぱで弁当を食べる兄 まさかず
広島工業大学を卒業後、出版社営業を経てフリーライターになる。普段の生活ではスピーディーなトークと辛口発言を得意としている。切れ味鋭い言葉で小説を書き、優しい心で絵本を書く。「絵本工房もくもく-MOKU-MOKU」では全ての作品の原案を担当。詩的な文章を目指す。もくもくの生みの親。現在は広島で建築設計を行なっている。
右/原っぱでお茶を飲む弟 ちから
広島市大手町商業高校の夜間部を卒業後、独学で絵本制作を開始、「もくもく絵本工房-MOKU-MOKU」を立ち上げ絵を担当している。柔らかいタッチと大胆な色使いで子供が楽しめる本を作成中。製本の知識も豊富で、絵本の製本も自ら行っている。今では様々なアート展にも参加している、もくもくの想像力の源。現在は東京で出版会社に勤務。

広島の兄弟絵本作家MOKUMOKU STUDIO のロゴデザイン。
続いては、MOKUMOKU STUDIO(絵本工房もくもく)のアトリエと、たずさわった展覧会や仕事の紹介をします。