PROFILE


広島のイラストレーター、ミヤタタカシのプロフィール写真

ミヤタタカシ / Takashi Miyata

イラストレーター、絵本作家 / Illustrator, Picture book writer

広島県広島市中区在住 / Live in Hiroshima Japan

 

twitter / @takashi_miyata1

instagram / @takashi_miyata1

イラスト と ストーリー

 2005年に広島市立大学を卒業後、映像制作のディレクター、企業ロゴやWebデザイン、絵本の装丁などを手がけ、2016年に10年間勤めたデザインの会社を退社。現在はイラストレーター、絵本作家として活動しています。作品は主に視覚表現である絵と文章表現である物語を組み合わせ、記憶や懐かしさを題材に制作しています。主にフェルトペンや切り絵を使ったイラストレーションで、アナログ感のあるテイストの作品を得意としています。

BIOGRAPHY


2018 12 広島県廿日市コミュニティbookcafeホリデイ書店にて「どこまでもとんでいける」展 開催予定
2018 10 広島市中区袋町カフェマルティッドにて 「絵本と絵」展 三冊の絵本と原画の展示
2017 イラストレーター、絵本作家として活動開始
1981 広島市に生まれる

MESSAGE


土器 と インド人

 私がとある店で、初めて土器というものを目にした時のことです。私は何故かその土器に懐かしさを感じ、強烈に惹かれ手に取りました。それは郷愁を誘うよう懐かしさではなく、どう表現していいのか難しいですが、昔から知っているような感覚に近いものでした。

 

 その店は骨董品屋のように古い物を扱っている店ではなく、同時代的な物を扱う日用品店でした。私がそのとき手にした土器も現代の作家が作ったものでした。私がこれまで出会った土器と言えば、確か小中学校時代に教科書で縄文時代のものを見たくらいだだと思います。それか、目的意識も無く惰性に任せて行った修学旅行か遠足で、名も知らない資料館か博物館で、なんの気なにし目にしたくらいでしょう。

 

 日用品店で目にした土器は、いわゆる縄文土器のように複雑な装飾性のあるものではありませんでした。日常的に食卓に登るような、パン皿や、スープ皿のような簡素で飾り気の無い造形です。ですから、過去に私が教科書で見たものとは明らかに違うものだした。それにも関わらず、不思議とそこに懐かしさを感じ強烈に惹かれていたのです。

 

 しばらくのあいだ店主と会話をしていると、一つの興味深い話を教えてくれました。それは、その日用品店にインド人客が来店したときのことです。そのインド人は店内に展示してある土器を見つけて、故郷を思い出すから部屋に飾っておきたいと言いその土器を購入したそうです。私はこの土器には人が感じ取れる何かを内包しているのではと思いました。それはもしかしたら表面的なもので、焦げた炭や、赤茶の色であったり、手にした時のざらっとした触感かもしれません。そこで味わった懐かしさの正体が何かは私にはわかりませんが、インド人でも日本人でも懐かしさを感じる土器に対し私は感銘を受けました。そして、そんな土器のような懐かしさのある作品を作りたいと思いました。

イラストレーター : ミヤタタカシ

 Illustrator : Takashi Miyata